重度知的障害のある二十歳の娘がいます。
だから毎日の暮らしの中で、
色の大事さを感じる事がよくあります。
例えば毎日弾いているピアノ、
音符をドは赤、レは黄など音ごとに決めていて、
弾く曲全ての音を塗ります。
色は文字と違って一瞬で読めるので、
間違える事もなくすぐわかります。
色は1番シンプルだから。
逆に色が紛らわしくて迷う事もあります。
トイレの表記は男子が青、女子が赤の場所が多いですが、
たまにグレーとか別の色で
イラストが凝っている事があるのです。
これでは、実は遠くから見た時にはわかりにくくて、
イラストの意味が理解できなかったら間違えます。

「そんな色づかいあるんだ」という面白さと別に、
場所によっては誰もがわかる統一された色づかいは、
とても大事だと思います。
幅広い年齢、人種、多様な社会になっていく時、
色は益々役割が大きくなるでしょうね。
会社や教育現場でも、色づかいを見直し、
もっと活用していただけたらいいですね。
ちなみに娘、道路に書いてある「トマレ」の文字は
「トマト」と読みます…
まぁ、止まらないですね、トマトではね…